熱中症予防には、『足うら・ふくらはぎ』をマッサージ!

夏の熱中症対策

急激に暑さが増して、連日熱中症で運ばれる方が増えました。

熱中症対策は、何か行われていますでしょうか?

 

⓵こまめに水分を取る

②炎天下での作業を避け、朝や夕方の涼しい時間に行う。

③塩分やお酢を取る。

④睡眠時に気温・湿度が高い部屋で寝ない。

など。

「どれもしているよ」という方、さすがです!(^-^)

 

日射病と熱中症の違い

「熱中症は高い気温の下で起きる全身の障害を総称したもので、熱射病はその障害の一つです。 

また日射病は、熱射病の一種で太陽の光が原因となって起こるものを指します。」

と、されています。

昔いわれていた日射病は、現在は熱中症の一部に含まれています。

 

熱中症をマッサージで予防する

熱中症は、体の中の熱を外部に放散できないで起こります。

ですので、

⓵手足が冷えている方

②足うらマッサージが痛い方

③ふくらはぎが冷たい・硬い方

は、要注意です!

体の皮ふにも毛細血管があります。皮ふも呼吸していますが、

皮ふが硬くなると、皮ふ呼吸が減少して、熱を放散できなくなります。

手足が冷えているのだったら熱中症は起こらないんでは?

と、思う方も多いと思いますが、

間違いです!!!

手足が冷えていても、体内は熱があり、表面が冷たく感じるのは

表面だけが冷えているのです。

 

『青竹ふみ・ふくらはぎのマッサージをすることで、
皮ふの毛細血管に動きを出す』

皮ふから熱を放散させるために、

就寝時の前や出掛ける前にマッサージをしておきましょう!

体の変化はすぐに出るものもありますが、

足のマッサージで血行不良がマシになるのは

一時的です。

毎日、3分~5分行うことで少しずつ

体は変化してきます。継続して行いましょう。

睡眠の質向上も就寝前の『ふくらはぎマッサージ』で

寝ても疲れが取れないという方は、

寝る前に、足うらマッサージやふくらはぎマッサージを

行いましょう!

睡眠の質が向上しますよ。

話は少しそれますが、

人は、寝ている間に体を修復していますので、

睡眠の質が悪いと腰痛などの体の不調がある方は

なかなか良くならないということにもなります。

 

 

熱中症対策に、毛細血管の状態も良好に

水分補給をすることは大切ですので、水分補給をしっかり行い

ふくらはぎマッサージで体の循環を上げて、

補給した水分を体の隅々まで届けましょう。

 

 

 

おかだ整骨院

院長 岡田泰明

079-336-3013

 

 

 

ふくらはぎをマッサージすることで「熱中症を予防できる」

ふくらはぎをマッサージすることで「熱中症」を予防できる

夏に熱中症で病院に運ばれたり、亡くなられる方の多くは、高齢者です。

体の機能が弱った高齢者は、自律神経に狂いが生じやすく、

急な暑さに適応できません。

 

すると体内の水分の循環がとどこおり、

体にこもった熱を下げることができなくなりやすいです。

そして内臓の働きも弱り、最悪の場合は、死に至ってしまいます。

 

熱中症を防ぐには「体に溜まった熱を放出できる体になる」

ことが先決です。

 

ふくらはぎを柔らかくすることは、血液・リンパ液・水分など、あらゆる体液の循環の改善に

とても効果的です。

逆に言うと、ふくらはぎは体液の循環を敏感に反映します。

 

ふくらはぎの温度を上げると、なぜ体に熱が溜まりにくくなるのか?

熱が体にこもるのは、体の内臓や心臓の循環作用が悪く、代謝が落ちている。

内臓の動きが悪いと消化機能が低下して、内臓は炎症反応が出て、熱を出します。

体から内臓の熱を放出できないため、熱が溜まります。

これは、体温が上がっているわけではなく、

内臓が悲鳴を上げていて、頑張って仕事を行っているので、

部分的に熱がでているだけです。

 

よく

「上半身の汗が止らないくらい出るから、冷え症でない」

「足先、アツいから冷えてない」

と言われる方もおられます。

それは、部分的に熱を発生しているだけで、からだ全体の循環が

よい訳ではなく、ふくらはぎの温度が下がっていることが多いです。

 

 

名古屋市立大学医学部の蟹江良一助教授は

「老いると循環が悪化して、ふくらはぎの温度が著しく低くなる。

逆に、ふくらはぎは脚の中で最も運動によって温度を上げやすい」

というデータを元にした論文を発表されています。

体温差を細かく測定できるサーモグラフィー装置を使って、老人保健施設に入っている20人(平均年齢83.1才)と、

成人20人(平均年齢34.5才)の脚の温度差を測りました。

 

結果は、

成 人:①太ももの前 ➁太ももの後ろ ③スネ(下腿の前) ④ふくらはぎ

温度にほとんど変化なし

高齢者:①太ももの前 ➁太ももの後ろ ③スネ(下腿の前) ④ふくらはぎ

ふくらはぎの温度が他の場所と比べて極端に低い
※太ももの後ろと比べて1.75℃低い

 

ふくらはぎの温度を上げると、かんたんに「基礎体温・基礎代謝が上がる」

高齢者が脚の部分でふくらはぎが一番冷えやすい

というのがわかったと思います。

高齢者の方に《 実 験 》

1日2回、自転車こぎなど、かんたんな脚の運動を6週間続けてもらい、

脚の部分の温度を計測しました。

《 結 果 》
・太もも前・太ももの後ろ:0.1〜0.4%の上昇
・ふくらはぎ:1.7%の上昇 (0.54度上昇)

ふくらはぎは

「その気になってストレッチすれば温度がかんたんに上がる」

という結論でした。

 

色々なところで言われている『ふくらはぎは、第二の心臓』

由来は、ふくらはぎが心臓と同じように血液を送るポンプの役割をしているからです。

心臓から酸素の含まれた血液が脚に運ばれ、脚のふくらはぎが心臓に二酸化炭素を含んだ血液を戻すことで

体循環(血液が心臓から全身へ運ばれる循環)が起こっています。

ですので、硬いふくらはぎが冷えているのは、循環が悪くなっているからです。

運動やストレッチ、ふくらはぎを揉むことで柔らかくすることで

ふくらはぎの温度を上げる。すると、血液のポンプ作用も強くなって

温かい血液が体のすみずみに届くから、体温が上がるということになります。

若々しさを保つには、「ふくらはぎを柔らかくする」

体にたまった老廃物の75%は便として排出されます。

脚の循環が悪い状態では、内臓や心臓の働きにも影響します。

内臓に老廃物である便が長く体にとどまると毒素を長時間とどまるので

老化を早めます。

ふくらはぎのマッサージは、腸をダイレクトに活性化するので、

「便通がよくなった」

「寝ても取れない、朝起きたときのしんどさが減った」

などのお喜びの声をいただきます。

体力に応じて、無理なくふくらはぎをいたわり、良い刺激を与えて、

おもいきっり若返りましょう!

そして、

熱中症を予防して、元気に暑さを乗り越えましょう!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

一つでも、ご参考にしていただければ、幸いです。

 

おかだ整骨院 院長 岡田泰明

おかだ整骨院

079-336-3013