イスから立ち上がる時、「腰が痛い!」「腰が痛くて伸ばせない!」3つの原因
今年のお正月は、院長の岡田は、ゆっくり家で過ごせました。
また、コロナを気にしながらの日常生活がはじまりましたね。
休みが明けて一週間なので、体のリズムがまだ掴めていない方も多いでしょう。
少し、筋力も減少していると思います。
休み明けに多いのですが、
こんな事ありませんでしたか?
・長時間イスに座っていて立つときに腰がすごく痛い
・立つ時、腰が痛くて、腰が伸びない
・真っすぐに立てず、足に力が入らない
私のことだと思い当る方、よかったら読んでみてください。
立つ時に痛む、腰痛の原因は?
立つ時に痛む、腰痛の原因は?
長時間座ってテレビを観ていた。
仕事や車の運転で、長時間座っていた。
など、日常生活の中で「長時間座る」ことや「同じ姿勢でいる」
そして、いざ立とうとしたら腰が痛い。。。
こんなご経験をされた方おられると思います。
その原因についてお話します。
1.骨盤内にある筋肉が原因
骨盤内には、腰椎と股関節を繋いでいる筋肉《腸腰筋》があり、
※腸腰筋=大腰筋+腸骨筋
股関節を曲げる(太ももを引き上げる)・骨盤を前方に傾ける役割があります。
日常生活で、座りっぱなしが続くと、腸腰筋は短縮して縮んだ状態になります。
長時間になると、短縮したまま硬くなり伸びにくくなります。
腸腰筋が硬くなった状態から立ち上がろうとすると、伸びないために腰部がロックした感じ
になり、痛みが発生します。
2.お尻の筋肉の働きが落ちている
お尻と骨盤には大臀筋・中臀筋・小臀筋・深層外旋筋などたくさんの筋肉がついています。
長時間の座った姿勢により、お尻の筋肉の柔軟性が低下することがあり、
股関節の動きが悪くなり、骨盤が安定して体を支えられなくなります。
そうすると、腰椎に負担が掛かり、腰痛が発生してしまうという事が起こります。
余談ですが、お尻の筋肉を鍛えると腰痛を予防できるだけでなく、
お尻のシルエットもよくなり、見た目も美しくなれますよ。
3.背骨(椎体関節)が歪んで固まっているのが原因
3つ目は、椎体関節《椎間板》です。いわゆる背骨(せぼね)の関節が歪んでいるのが原因
背骨と背骨の間には《椎間板》という、クッション材があります。
立ったり、座ったりの動作では、常に椎間板にものすごい体重と筋力による
負荷が掛かります。
椎間板は動作時にクッションとお伝えしたとおり、
例えるなら水枕のように形を変えて、背骨を支えています。
しかし、
椎間板にも限界があり、限界を超えると背骨をまっすぐな状態に戻せなくなり、
腰痛やギックリ腰が発生します。
酷い場合は、椎間板ヘルニアも発症してしまいます。
腰痛を予防できるご自宅ケア
ここでは腰痛を簡単に予防できる方法についてお伝えします。
ご自宅でも、職場での休憩時間などに
☆股関節前のストレッチ
これは《股関節前・脚の付け根のストレッチ》です。
長時間座っていると、股関節が曲がったままになりますので、
脚の付け根が伸びていることを意識して、
30~40秒伸ばします。
どこでも出来るので、できる方は、1日1回を最低に
1日に2~3回程度行いましょう!
☆お尻とハムストリングスのストレッチ
これは《お尻、モモ裏のストレッチ》です。
お尻は骨盤を支える重要な筋肉です。
お尻の筋肉が低下したり、使えないと腰痛の原因になります。
写真のストレッチのやり方:座った姿勢で、片足を反対の膝にかけます。
次に、膝を抱えて又の間と外側から太ももを持ちにいきます。
そうすると、お尻周りの筋肉が伸びてきます。
10秒キープを左右5回程度やってみてください。
一度に何度もするよりも、こまめに1日に2~3回することが出来れば、なおいいです。
行ってみるとわかりますが、かなり腰まわりがスッキリすると思います。
座った状態でも出来ますのでお仕事中、テレビを観ている時でもイスに座ってできます。
まとめ
今回は、イスから立ち上がる時の腰痛についてお話しました。
人間の体は、同じ姿勢を取り続けるということは体には良くないです。
エコノミークラス症候群も同じ原理ですが、座りっぱなしのお仕事の方も多くいらっしゃるかと思いますので、
同じ姿勢を取らないといけないお仕事の方は、体をリセットする時間を30~40秒作ることで腰痛を予防できます。
明日からと言わず、今から実践してください。
今回の記事があなたのお役に立てれば嬉しいです
姫路の猫背矯正マイスター
おかだ整骨院 院長 岡田泰明